レバレッジとは、他人資本を使うことで自己資本の利益率を高めることです。簡単に言えば、自分の所持金以上の取引ができるということですね。
レバレッジは「倍率」で示され、レバレッジ10倍なら、12万円のお金(証拠金)で、120万円分の取引ができます(2倍なら24万円分の、5倍なら60万円分の取引が可能)。つまり、1$120円の時に、$10,000(120万円分)購入できるわけです。
もし、円安になって、1$130円になれば、$10,000は130万円ですから、利益は10万円となります。これは、レバレッジを利用しなかった時の利益(1万円)の10倍ですね。
一方、円高になった場合はどうでしょう?1$110円になれば、$10,000は110万円ですから、10万円の損失になります。(実際は、その前に「ロスカット」されます・・・後述参照)
このように、レバレッジを効かせれば投資額が大きくなるので、利益が大きくなる可能性がある一方で、損失も大きくなる可能性があります。「FXがハイリスク・ハイリターン」だと言われる所以はここにあるわけです。
しかし、レバレッジを効かせなければ、「ハイリスク」になることはありません。なぜなら、レバレッジが1倍ということは、普通に通貨を両替しているだけなのですから、たとえ値動きが大きくても、そこまで損することはないのです。ただ、その場合、ハイリターンにもなりません。
レバレッジを効かせて「ハイリスク・ハイリターン」で投資するか、レバレッジ1倍で「ローリスク・ローリターン」で投資するか、投資スタイルを選択できるのもFXのいいところです。
2007年10月10日
レバレッジとは?
posted by じょせっち | 初心者のためのFX講座